2012年3月6日火曜日

スーリヤナマスカーラ


太陽の恵みなくして私たちは生きていくことはできない。

太古の昔から人々は太陽を神として崇め、感謝して生きてきた。

スーリヤナマスカーラ〈太陽礼拝〉。

yoga のレッスンではウォーミングアップとして行われることが多い。

けどこれほど奥深いアーサナってあるだろうか。

いや、アーサナというよりもう祈りそのものなんだ。

今回のATTC でも何度も何度も繰り返しやった。

スワミジはいつもこう言う。

「早い早い。もっとゆっくり行いなさい。できるだけゆっくり、でも動きが止まってしまってはいけないよ」

ひとつひとつの動きを呼吸と連動させてできる限りていねいに行う。

背骨、股関節、インナーマッスル、流れるようにしなやかでかつ力強い。

胸の前で両手を合わせて合掌。

そして最後もここへ戻ってくる。

繰り返し繰り返しやっていくうち身体と心の境界線が溶け合ってひとつになる。

やり終えて感じること。

「感謝」

胸の前でそっと手を合わす、その仕草は不思議と感謝の気持ちを思い出させてくれる。

毎朝陽が昇るころ、スーリヤナマスカーラでからだを動かし気を整える。

一日の始まりに清らかな気持ちになれる時間。

そんな時間を持つことで一日がちょっと変化していく。

スーリヤナマスカーラ。

やっぱり奥深い。